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インビザライン取扱説明書
【インビザラインの装着】
慣れるまでは鏡で確認しながらゆっくりと行なって下さい。
強い力で無理やり押し込んだりすると、マウスピースの変形や歯の痛みを生じる
ことがありますので注意して下さい。1日 22時間以上装着してください。食事中と歯磨き中以外は装着してください。
チューイというシリコンゴムでできたロールを全体的に3分間噛み、しっかりとマウスピースをはめていきます。インビザラインは、しっかりとはまっていない状態で使用すると正確に歯が動かないことがありますので、アライナーチューイはケースに入れて持ち歩くようにして下さい。
学校や仕事でお昼にチューイが噛めなかった場合は、お昼の分を夜に+3分間噛んでください。装着したときに毎回噛むことが理想ですが厳しい場合は1日合計10分はチューイを噛むようにしてください。チューイは1ヶ月程度が寿命です。割れてしまうと噛んでいても不十分ですのでご購入ください。(2個セット330円です。)
チューイを噛むのは、特にマウスピースを交換した最初の3日間が非常に大事なので、毎回装着する際は必ず行ってください!
【インビザラインの取り外し方】
必ず奥歯の「内側」から左右片方ずつ外してください。外側から指をかけて外そうとするとアタッチメントの脱離やアライナーのたわみに繋がります。また、左右どちらかの片側から無理矢理外す行為もアタッチメント脱離とアライナーのたわみに繋がり、装置の作り直しの原因になってしまうこともあります。
どうしても外しにくい場合は、補助器具があるのでお申し出下さい。
【インビザライン装着時の飲食】
マウスピースを装着して食事をすると、マウスピースの中に汚れが溜まり虫歯になるリスクが高まります。よってインビザラインを装着しての食事は原則できません。また、飲み物も制限されます。水分は水で摂ることをお勧めします。砂糖が入っている飲み物は、虫歯のリスクを高めます。砂糖の入っていない炭酸飲料もいいように思いますが、口の中を酸性にするので虫歯リスクを高めます。砂糖の入っていないお茶は虫歯リスクを高めることはありませんが、ステインが付きやすくなってしまいます。その他、コーヒーや紅茶など色の濃い飲料はマウスピースが着色してしまいますので好ましくありません。装着しながら飲む場合は水がいいでしょう。
ジュース等を飲む場合は、マウスピースを外し、飲み終わってから口をゆすぎ、再度マウスピースを装着することを推奨します。
【飲食後の歯磨き】
歯を動かす過程や歯間に隙間を作った時に歯と歯の間に食べかすが挟まりやすくなりますので、通常の歯ブラシによる歯磨きはもちろんですが、フロスや歯間ブラシも使用しましょう。
歯質を強化し虫歯予防の促進が期待できる高濃度フッ素入り歯磨き粉の使用もオススメです。歯磨き指導もさせていただきます。
外食などで歯ブラシができない状態にある場合は歯ブラシよりもアライナーの装着を優先してください。その後歯ブラシができる状態になったら歯磨きとアライナーの洗浄を行ってください。
【インビザラインの手入れ】
取り外したマウスピースに唾液が付着したままにしておくと、ニオイの原因になります。丁寧に手で水洗いしましょう。
熱いお湯だと変形してしまう可能性があるので、必ず水かぬるま湯で洗って下さい。手洗いだけでは不十分な場合、歯プラシを使用します。
歯磨き粉の使用は避けて下さい、傷をつけてしまう恐れがあります。匂いが気になるようであればマウスピース用洗浄剤を使用しましょう。
【インビザラインの保管方法】
外食の際は、食事前にマウスピースを外し、ケースに入れて保管してください。ティッシュなどに包みますと、謝って捨ててしまうことがあります。
【マウスピースの交換について】
マウスピースは基本的に決められた日数をきちんとはめて交換してください。
就寝前に交換すると歯が動きやすいと言われています。1つ前のマウスピースは捨てずに、番号が書いてある元々の袋に入れて保管してください。
インビザラインは毎日、22時間以上装着することが原則です。
そうはいっても、体調が悪かったり旅行に行ったりと、生活が不規則になることがあります。その場合、無理をして先のマウスピースに進まないようにしましょう。十分な力が歯にかからないまま先に進んでしまうと、シミュレーションとの間にズレが生じてしまいます。
使用時間が短いと感じた場合は、そのマウスピースでの装着日数を2〜5日間程度延長していただくと良いでしょう。
装着しているアライナーを食事の時などに外し、再度装着するタイミングで
「浮いている・締め付けられる・痛みがある」というような感じがある場合は、その違和感が無くなるまで同じアライナーを装着しておくようにしてください。
【痛みがあるとき】
インビザラインはワイヤー矯正と比べると痛みが出ることは少ない治療法です。しかし、それでも新しいマウスピースに交換して最初の2、3日は痛みが出ることもあります。歯を動かすことによる痛みではなくマウスピースの辺縁が粘膜に当たって痛みが出ることもあります。
また矯正中の歯はぐらぐらすることがあります。正常な反応なのでご安心ください。過度な痛みがある場合はお知らせ下さい。
【アタッチメントが外れたとき】
矯正力を加えやすくするため、歯の表面にプラスチックの突起(アタッチメント)を接着します。アタッチメント装着時は歯面に汚れが付着していないことが重要です。可能な限り歯磨きをして来院をお願いします。患者様のご都合でアタッチメントを一時的に除去したいときは、再度アタッチメント装着料を頂きます。(5,500円税込)
アタッチメントが外れることはしばしば起こりますので、外れたことに気がつけば定期チェックの際に教えてください。
【定期チェック】
マウスピースが正常に装着されているか、歯が予定通りに動いているか、アタッチメントが外れていないか、痛みなどの症状はないかなど、定期的にチェックをします。2〜3ヶ月に一度定期チェックでご来院ください。その際、必ずマウスピースを装着した状態で来院してください。(緊急で来られる場合も同様です)
来院時には現在のアライナーと前後の番号のアライナー計3パックをお持ちください。
→現在4枚目を使用中であれば、3枚目(古)と5枚目(次)の計3パックをお持ちください。
【マウスピースを紛失・破損した場合】
マウスピースを紛失・破損した場合は一つ前のマウスピースを装着し、クリニックまでご連絡ください。
【マウスピースの作り直し】
初回の印象ですべてのアライナーを製作しますが、治療の状況に応じて歯をより正確に移動するために治療中にアライナーの再製作を行う場合があります。5年間は新たな治療費は発生致しません。(インビザラインファーストは1年半となります。)
【顎間ゴムの使用】
歯の移動のために歯にフックを接着し、そのフックやマウスピースにゴムをかけて矯正をしていく場合があります。マウスピースを装着しているときは必ず顎間ゴムを装着するようにしてください。顎間ゴムを使用していただけない場合は歯が予定通り移動せず、治療期間の延長や治療ゴールに影響が出る可能性があります。
顎間ゴムは毎日交換してください。
ご連絡頂く際は、LINEでお願い致します。
口元の写真や、現在何枚目をお使いかをお伝えください。