
初めまして。「聖護院やぎ歯科・矯正歯科」の院長、八木 龍です。この度は数ある歯科医院の中から当院のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。私たちの医院に関心をお持ちいただけたことに、まずは心から感謝申し上げます。
私たちは「歯を1本治す」のではなく、「お口全体を見渡し、長く健康を守る」ことを理念に診療を行っています。本記事では、インプラント治療を含めた**全体治療(包括的治療)**について、その考え方や治療の流れをご紹介します。
院長・八木龍について
私は現在、国際口腔インプラント学会(ICOI)認定医として活動しており、国内外の学会やセミナーでインプラント治療に関する講演も行っています。また、マウスピース矯正(インビザライン)の分野においても認定を受け、日々研鑽を重ねています。
日本でも「矯正治療とインプラント治療の両方を専門的に行える歯科医師」は限られています。だからこそ、患者様の将来を見据えた治療計画を一貫してご提案できることが、当院の強みだと考えています。
「全体治療」とは?
「全体治療(包括的治療)」とは、虫歯や欠損歯だけを局所的に治すのではなく、お口全体の噛み合わせ・見た目・機能をトータルに整える治療のことです。
例えば、
・歯を失った部分には インプラント治療 を行う
・歯並びや噛み合わせの乱れには 矯正治療 を組み合わせる
・残っている歯を守るために 被せ物や補綴治療 を行う
このように複数の治療を組み合わせることで、見た目の美しさだけでなく、しっかり噛める機能性を回復することができます。
①7番まで歯を作る場合
まず理想的な計画ですが、ご自身の歯のように7番目まで歯を入れる計画です。(8番目を親知らずと言います。)反対側の歯が7番目まである場合に噛み合わせを考慮してこの計画を立てることが多いです。インプラントの本数が多くなるので高額になりやすいです。
②6番まで歯を作る場合
次に7番目に歯を入れず、6番目まで歯を入れる方法です。人間の歯は「6番目」の歯が一番大きく最も噛む能力が高いと言われています。そのため金銭的な理由や、元々噛み合う相手が6番目までしかない場合は6番目で完結させることもあります。ただ噛みにくく感じたり、噛む力が強い男性は7番目まで歯を設計した方が良い場合があります。
③5番まで歯を作る場合
最後に歯を5番目までしか作らない患者様です。この方法は「短縮歯列」と呼ばれ、費用を抑えることができ最後の5番目を奥歯のようにデザインする(大臼歯化)ことで少ないインプラントの本数で最大限の効果を発揮することができます。噛む力が比較的弱い患者様に向いています。
患者様へのメッセージ
揺れている歯や、抜歯をして全体的に治療をされた方が結果費用も安くなるケースは多々あります。また歯並びや噛み合わせの乱れには 矯正治療 を組み合わせることもあります。
お口の健康は、食事や会話、そして人生そのものの豊かさに直結します。
「年齢を重ねても自分の歯で噛みたい」
その想いを、全力でサポート致します。
全体治療は決して特別な人だけのものではありません。
「しっかり噛めるようになりたい」「もう入れ歯に悩みたくない」――ゆっくり考えて頂いて大丈夫ですので後悔のない決断をされてください。
聖護院やぎ歯科・矯正歯科
院長 八木龍