
矯正治療後の保定について
矯正治療が終了した時点では歯を支えている骨や歯ぐきの状態は安定していません。歯は「元々の位置を記憶している」ともいわれ、少しの力で後戻りを始めてしまいます。
そこで、矯正治療後には後戻り防止用のリテーナー作製を行います。
期間は?
小児や成人、矯正の範囲にもよりますが基本的には動的期間(歯を動かした期間)の最低でも「半分」はリテーナーの装着を推奨しています。矯正治療が2年間であればその半分の1年ほどは保定期間となります。
①最初の6ヶ月はフルタイム使用
②その後の6ヶ月は12時間使用 (就寝時から昼食まで)
③その後は就寝時のみ
リテーナーをつけるときつく感じるのであればまだ歯が動いている証拠です。
ワイヤーもご用意しています
リテーナーをつけ忘れてしまう方は上図のような歯の裏面に細いワイヤーを設置することも可能です。目立たず違和感も少なく付け外しの必要もないですが、歯石が付着しやすいデメリットがありますので定期検診は必ず受けられるようにしてください。