矯正治療後の保定について
矯正治療が終了した時点では歯を支えている骨や歯ぐきの状態は安定していません。歯は「元々の位置を記憶している」ともいわれ、少しの力で後戻りを始めてしまいます。
そこで、矯正治療後には後戻り防止用のリテーナー作製を行います。
期間は?
小児や成人、矯正の範囲にもよりますが基本的には動的期間(歯を動かした期間)の最低でも「半分」はリテーナーの装着を推奨しています。矯正治療が2年間であればその半分の1年ほどは保定期間となります。
①最初の6ヶ月はフルタイム使用
②その後の6ヶ月は12時間使用 (就寝時から昼食まで)
③その後は就寝時のみ
リテーナーをつけるときつく感じるのであればまだ歯が動いている証拠です。
ワイヤーもご用意しています
リテーナーをつけ忘れてしまう方は上図のような歯の裏面に細いワイヤーを設置することも可能です。目立たず違和感も少なく付け外しの必要もないですが、歯石が付着しやすいデメリットがありますので定期検診は必ず受けられるようにしてください。
正しく使用し、後戻りを防ぎましょう
後戻り(移動した歯列が元の位置に戻ってしまう)を防ぐため、歯を動かす治療後には必ず歯列を固定する『保定装置』を装着します。注意事項を守って正しく装着しましょう。
使用上の注意
■初めは違和感がありますが1~2週間で慣れてきます。
■指示通りに装着し、決められた装着時間を守ってください。装着時間が短いと後戻りが進みます。
■不具合や痛みはすぐにご相談ください。
■装置は専用の洗浄剤に浸して洗浄・除菌し、乾燥して専用容器で保存します。
■破損した際は修理や再作製が必要ですので、すぐにご連絡ください。
当院では、最新のマウスピース矯正技術を採用しており、患者一人ひとりのニーズに合わせた個別の治療計画を提供しています。熟練の歯科医師と最先端の設備により、効果的かつ安全な治療を行っています。お悩みの際はぜひ一度「聖護院やぎ歯科・矯正歯科」にご相談ください。