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 聖護院やぎ歯科・矯正歯科

オールオン4とは|費用・期間・治療の流れと総入れ歯との違い

オールオン4とは|費用・期間・治療の流れと総入れ歯との違い|インプラント専門サイト|京大病院近くの歯医者|聖護院やぎ歯科・矯正歯科|京大病院・神宮丸太町駅

「総入れ歯が合わず、しっかり噛めない」
患者様
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「歯を何本も失い、これからどうすればいいのか分からない」「固定式でもう一度しっかり噛みたいけれど、骨が足りないと言われた」


――多くの歯を失った方から、こうしたお悩みをよくお聞きします。

そうした方の選択肢のひとつが「オールオン4」です。すべての歯を1本ずつインプラントにするのではなく、最小4本のインプラントで片顎すべての歯を支える治療法で、固定式でしっかり噛める一方、手術や費用への不安から一歩踏み出せない方も少なくありません。この記事では、オールオン4の仕組み・総入れ歯や通常のインプラントとの違い・費用の目安・治療の流れと期間・主なリスクまで、検討前に知っておきたいことをまとめて解説します。

この記事のポイント

  • オールオン4は、最小4本のインプラントで片顎すべての歯を支える、固定式の全顎的なインプラント治療
  • 総入れ歯のような取り外しや「外れる・ずれる」不安が少なく、ご自分の歯に近い感覚で噛みやすいのが特長
  • 費用は自由診療で、片顎あたりおおよそ200万〜500万円程度が一般的な相場(医院・素材により幅がある)
  • 手術当日に仮歯が入る場合があり、最終的な人工歯までは数か月。全体の治療期間はおおむね3〜6か月が目安
  • 外科手術を伴うため、適応の見極めと術後のメンテナンスが結果を大きく左右する

オールオン4とは|最小4本で片顎すべての歯を支える仕組み

オールオン4(All-on-4)は、顎の骨に埋め込んだ最小4本のインプラントを土台にして、片顎すべての歯が一体となった人工歯(ブリッジ)を固定する治療法です。多くの歯を失った方や、総入れ歯から固定式に替えたい方に向けた、全顎的なインプラント治療のひとつです。

ポイントは、失った歯の数だけインプラントを埋めるのではなく、骨の状態が比較的良い部分を選んで少ない本数で支える点にあります。インプラントを斜めに埋入するなどの工夫によって、これまで「骨が少ないからインプラントは難しい」と言われた方でも適応となるケースがあります。

オールオン4のイメージ(最小4本程度のインプラントで片顎すべての歯を支える)

オールオン4は、顎の骨に埋め込んだ最小4本程度のインプラントを土台に、片顎すべての歯が一体になった人工歯(ブリッジ)を固定します。歯を1本ずつインプラントにするのではなく、少ない本数で全体を支えるのが特長です。

「歯の本数=インプラントの本数」ではありません

失った歯の本数分だけインプラントを埋めると、本数が多くなり費用も手術の負担も大きくなります。オールオン4は少ない本数で全体を支える設計のため、総入れ歯に近い範囲を、固定式で取り戻せる可能性があります。何本必要か・適応かどうかは、CTによる精密な診査で判断します。

総入れ歯・通常のインプラントとの違い

多くの歯を失ったときの選択肢には、総入れ歯・1本ずつのインプラント・オールオン4があります。それぞれに長所と短所があり、噛む力・費用・手術の規模が異なります。一般的な傾向を比較すると次のとおりです。

比較項目 オールオン4 総入れ歯 1本ずつのインプラント
固定・取り外し 固定式(自分では外さない) 取り外し式 固定式
噛みごこち ご自分の歯に近い感覚で噛みやすい 硬い物が噛みにくいことがある ご自分の歯に近い感覚
手術の規模 最小4本程度で全体を支える 手術は不要 失った歯の数だけ埋入が必要
費用感(自費) 片顎でまとまった費用 保険適用の選択肢もある 本数が多いと総額が高くなりやすい
見た目 自然な見た目をめざせる 装置や金具が見えることがある 自然な見た目をめざせる
お手入れ 毎日の清掃と定期メンテが必要 取り外して洗浄 毎日の清掃と定期メンテが必要

どれが優れているかではなく「ご自身に合うか」

治療法に絶対的な優劣はありません。残っている骨や歯の状態、全身の健康状態、ご希望やご予算によって、適した方法は変わります。複数の選択肢を比較したうえで、納得して選ぶことが大切です。

費用の目安と内訳|医療費控除・デンタルローン

オールオン4は保険が適用されない自由診療です。費用は医院・使用する人工歯の素材・骨の状態によって幅がありますが、一般的な相場は片顎あたりおおよそ200万〜500万円程度とされています。費用には、精密検査・診断、インプラント埋入手術、仮歯、最終的な人工歯などが含まれるのが一般的です。

総額でいくらになるのか、追加費用が発生する条件はあるのかを、契約前に必ず確認することをおすすめします。また、インプラント治療は医療費控除の対象になる場合があり、デンタルローンによる分割払いに対応している医院もあります。

費用・期間・リスクは必ずセットでご確認ください(自由診療)

  • 標準的な治療内容:最小4本のインプラントを顎の骨に埋入し、片顎すべての歯を支える固定式の人工歯(ブリッジ)を装着する全顎的なインプラント治療です
  • 標準的な費用:片顎あたりおおよそ200万〜500万円程度(自由診療・税込)。素材や本数、骨の状態により異なります【要医院確認:当院の費用・素材ごとの料金・分割の条件】
  • 治療期間・通院回数の目安:手術当日に仮歯が入る場合があり、最終的な人工歯までは数か月。全体でおおむね3〜6か月が目安です(骨の状態により変わります)【要医院確認】
  • 主なリスク・副作用:手術後の痛み・腫れ・内出血、細菌感染、インプラントが骨と結合しない場合がある、噛み合わせの不調、インプラント周囲炎による動揺や脱落、全身疾患や喫煙が治癒に影響することがある。適応外となるケースもあります

治療の流れ|カウンセリングから固定式の歯まで

オールオン4の大まかな流れは次のとおりです。外科手術を伴うため、事前の診査・診断にとくに時間をかけます。

  1. カウンセリング・相談:歯やお口のお悩み、ご希望、全身の健康状態などを伺います
  2. 精密検査・診断:CT撮影で骨の量や形、神経・血管の位置を立体的に把握し、適応かどうかと埋入計画を診断します
  3. 治療計画・費用のご説明:治療内容・期間・総額・リスクをご説明し、ご納得いただいてから進めます
  4. 手術(インプラント埋入):局所麻酔のもとでインプラントを埋入します。必要に応じて抜歯も同時に行います。痛みや緊張が強い方には静脈内鎮静法などの選択肢があります【要医院確認:当院の鎮静法の対応可否】
  5. 仮歯の装着:症例によっては手術当日〜後日に仮歯を装着し、見た目と噛む機能を仮に回復します
  6. 最終的な人工歯の装着:インプラントと骨の結合を待ち、数か月後に最終的な人工歯を装着します
  7. 定期メンテナンス:長く使うために、定期的な清掃とチェックを継続します
口腔内スキャナー(iTero)を用いた検査・ご説明の様子

当院では口腔内スキャナー(iTero)などを用いて、できるだけ負担を抑えながら、精密なデータをもとに診断とご説明を行います。

抜歯当日のインプラント埋入については、抜歯当日にインプラントは可能?もあわせてご覧ください。

オールオン4のメリット

オールオン4が選ばれている理由には、次のような点があります。

  • 固定式のため、総入れ歯のように「外れる・ずれる・浮く」といった不安が少ない
  • ご自分の歯に近い感覚で噛みやすく、食事を楽しみやすい
  • 最小4本程度で全体を支えるため、失った歯の数だけ埋入する方法に比べて手術の負担や本数を抑えられることがある
  • 自然な見た目をめざせる
  • 入れ歯を外して洗う手間がなく、毎日のお手入れがしやすい場合がある

長く快適に使うためには、これらのメリットだけでなく、次に挙げる注意点も理解したうえで検討することが大切です。

知っておきたいリスク・注意点

オールオン4は外科手術を伴う自由診療です。始める前に、次のような点を理解しておく必要があります。

  • 手術後に痛み・腫れ・内出血が出ることがある:多くは時間の経過とともに落ち着きますが、感じ方には個人差があります
  • 細菌感染やインプラントが骨と結合しないことがある:その場合は追加の処置が必要になることがあります
  • インプラント周囲炎のリスク:歯周病のように、インプラントを支える組織に炎症が起こると、動揺や脱落につながることがあります。予防には毎日の清掃と定期メンテナンスが欠かせません
  • 全身の状態が影響することがある:糖尿病などの持病や喫煙は、傷の治りやインプラントの予後に影響することがあります
  • 適応に限界がある:骨の状態や全身疾患によっては、オールオン4が適さない場合があります

メンテナンスを続けることが前提の治療です

オールオン4は「入れて終わり」ではありません。長く使えるかどうかは、その後のセルフケアと定期的なメンテナンスに大きく左右されます。治療後も通院を続けられるかどうかも含めて検討しましょう。

向いている人・慎重な検討が必要な人

オールオン4には、向いているケースとそうでないケースがあります。一般的な傾向は次のとおりです。

  • 向いている傾向:多くの歯を失っている、総入れ歯が合わず固定式を希望する、骨が少なく通常のインプラントを断られたが固定式をあきらめたくない方
  • 慎重な検討が必要な傾向:コントロールが難しい全身疾患がある、喫煙量が多い、術後のメンテナンスに通うことが難しい方

ただし、これはあくまで一般的な目安です。「骨が少ない」「他院で難しいと言われた」場合でも、診査の結果オールオン4や骨を補う処置で対応できることがあります。詳しくはインプラント治療を他院で断られた方にもご覧ください。

当院のオールオン4の考え方

聖護院やぎ歯科・矯正歯科は、京都市左京区聖護院(京大病院近く)でインプラント治療に取り組んでいる歯科医院です。オールオン4のような全顎的な治療では、いきなり手術を考えるのではなく、CTによる精密な診査と診断を出発点にしています。

院長による診査・診断のご説明の様子

大切にしているのは、できることだけでなく、リスクや適応の限界も含めて正直にお伝えすることです。骨の状態・全身の健康・ご希望・ご予算をふまえて、オールオン4が本当にご自身に合うのか、ほかの選択肢のほうが適しているのかを一緒に考えます。「他院で難しいと言われた」という方のご相談もお受けしています。

まずは「自分の場合はどうなのか」を知るところから

オールオン4が適応かどうか、何本必要か、費用がいくらになるのかは、お口と骨の状態によって一人ひとり異なります。当院では無料カウンセリングを行っています。費用や手術への不安も含めて、気になる点はお気軽にご相談ください。

よくある質問(Q&A)

Q. 手術は痛くないですか?

A. 手術は局所麻酔のもとで行います。痛みや緊張が強い方には、静脈内鎮静法などで負担をやわらげる選択肢があります(対応可否は医院にご確認ください)。術後に痛みや腫れが出ることがありますが、多くは時間の経過とともに落ち着きます。

Q. 本当に手術した当日に噛めるようになりますか?

A. 症例によっては手術当日〜後日に仮歯を装着し、見た目と噛む機能を仮に回復できる場合があります。ただし最終的な人工歯は、インプラントと骨が結合するのを待って数か月後に装着します。当日にすべてが完成するわけではありません。

Q. 骨が少ないと言われましたが、できますか?

A. オールオン4は骨の状態が良い部分を選んで埋入するため、通常のインプラントが難しい方でも適応となるケースがあります。骨を補う処置を併用することもあります。可能かどうかはCT検査で判断します。

Q. 総入れ歯とどちらがよいですか?

A. 固定式でしっかり噛みたい方にはオールオン4が、手術を避けたい方や費用を抑えたい方には総入れ歯が向くことがあります。それぞれに長所・短所があるため、比較したうえでご検討いただくことをおすすめします。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?

A. 自由診療で、片顎あたりおおよそ200万〜500万円程度が一般的な相場です。素材や本数、骨の状態によって変わります。当院の費用や分割払いの条件はカウンセリング時にご説明します。

Q. 治療後のお手入れは大変ですか?

A. 毎日の清掃と、医院での定期的なメンテナンスが必要です。インプラント周囲炎を防ぎ、長く使うために欠かせない習慣です。

Q. 何歳まで受けられますか?

A. 年齢だけで一律に決まるものではなく、全身の健康状態や骨の状態によります。持病がある方も、主治医と連携しながら検討できる場合があります。

まとめ

  • オールオン4は、最小4本のインプラントで片顎すべての歯を支える、固定式の全顎的なインプラント治療
  • 総入れ歯のような取り外しや「外れる」不安が少なく、ご自分の歯に近い感覚で噛みやすいのが特長
  • 費用は自由診療で片顎あたりおおよそ200万〜500万円程度が一般的な相場(医院・素材により幅がある)
  • 手術当日に仮歯が入る場合があり、最終的な人工歯までは数か月。全体でおおむね3〜6か月が目安
  • 外科手術を伴うため、適応の見極めと術後のメンテナンスが結果を大きく左右する。まずは精密検査で「自分の場合」を知ることが第一歩

オールオン4が適応かどうかは、お口と骨の状態を実際に診てみないと分かりません。多くの歯を失ってお悩みの方、総入れ歯に不満がある方は、選択肢のひとつとして一度ご相談ください。

《出典》日本口腔インプラント学会「口腔インプラント治療指針」 https://www.shika-implant.org/ 《出典》厚生労働省 e-ヘルスネット「歯の喪失の原因」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

八木 龍

監修:八木 龍

聖護院やぎ歯科・矯正歯科 院長

インビザライン認定講師(Align Educator)/ Invisalign Global Top Doctor / 年間250症例以上のマウスピース矯正実績

京都市左京区聖護院(京大病院近く)で、矯正からインプラント(オールオン4・抜歯即時埋入を含む)まで取り組む。診査・診断にもとづき、身体的・経済的なご負担に配慮した治療計画を大切にしています。

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